【桃の秋季剪定】農業塾で学んだ徒長枝の処理と枝の仕立て方

桃農園・農業チャレンジ

こんにちは、とらです!茅ヶ崎と山梨を行ったり来たりしながら、自由なライフスタイルを模索しているサラリーマンです。副業も少しずつ形になってきたので、50代はもっと好きなことで皆さまに還元していければと思っています。

夏の桃の収穫が終わると、樹は来季に向けて栄養を蓄える時期に入ります。今回、私は山梨県笛吹市の農業塾で「秋の剪定講習」に参加してきました。テーマは、徒長枝(とちょうし)の処理と、秋季における枝の仕立て方です。

これまで私は「徒長枝は冬にまとめて切るもの」と思っていましたが、講習を受けてその考えが変わりました。この記事では、学んだ内容を整理しながら、秋季剪定のポイントをご紹介します。

徒長枝とは、上に真っすぐ勢いよく伸びる枝のこと。見た目にもじゃまで、しかも以下のような問題があります。

  • 日差しを遮り、下の枝に光が当たらなくなる
  • 消毒作業の邪魔になる
  • 必要な枝への養分が行きにくくなる
  • 徒長枝自体に無駄な栄養を取られてしまう

さらに冬まで放置すると、落葉後に剪定する際に切り口が大きくなり、そこから枯れ込みが発生するリスクがあるそうです。 そのため秋の段階から徒長枝を少しずつ整理しておくことが推奨されていました。

講習で特に印象に残ったのは、「秋に一気に徒長枝をすべて落とさないこと」。

理由は、冬季剪定で最終的に残す枝を見定める必要があるからです。秋の段階ではあくまで光を確保するため、邪魔な部分を整理する程度に留める。つまり秋は7割切るのではなく、3〜5割ほど整理する感覚がベストとのこと。

秋の桃の木は、葉がまだ青々と茂っていて、枝葉も多く、全体的に鬱蒼としています。そのため下の枝に光が届かず、弱い枝がますます衰えてしまいます。 秋季剪定によって光を取り込み、樹全体のバランスを整えることが来年の収量にも直結すると感じました。

もう一つ大切なのが、枝の角度を決める作業です。具体的には、

  • 上に伸びすぎる枝を針金で下げる
  • 下がり気味の枝を支柱で支える

こうすることで、光合成の効率が上がり、翌年の花芽形成も安定します。 冬になると木の水分が減って枝が固くなるため、このタイミングで形を整えるのがベストだと学びました。

私はこれまで毎年、徒長枝は秋の終わりにまとめて切っていました。しかし今回の講習を受けて「少しずつ切る」「枝の角度を今決める」という考えを取り入れ、今年は早めにスタートしました。

正直、残暑のなかでの作業は汗だくになり、夕方は蚊との戦いでした(笑)。それでも、徒長枝を減らしたことで木の内部に光が差し込み、「木がスッキリした」と実感しています。

今回参加したのは山梨県笛吹市の農業塾。実際の桃農家さんが講師となり、現場での具体的な作業を教えてくれるので毎回学びが多いです。 教科書では分からない「この枝は残す?切る?」といった判断基準を直接学べるのは大きな価値ですね。

秋季剪定は、桃づくりにおいて軽視されがちですが、翌年の生育や収量に直結する重要な作業です。

  • 徒長枝は秋から整理し始める
  • 一気に全部切らず、少しずつ調整する
  • 枝の角度はこの時期に決める

これらを意識するだけで、冬季剪定や来年の管理がぐっと楽になると感じました。 農業塾で学んだ内容を自分の畑に落とし込みながら、今後も記事にまとめていきたいと思います。

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とら
とら

桃の育て方や副業としての農業挑戦についても、今後発信していきますのでぜひご覧ください!

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