家族と愛犬と春の桃畑|桃の摘蕾作業をやってきました!

桃農園・農業チャレンジ

こんにちは!とらです!
茅ヶ崎と山梨を行ったり来たりしながら「自由な生き方」を模索しているサラリーマンです。
副業も少しずつ軌道に乗ってきて、50代にはもっと好きなことで皆さんに還元していけたら…と企んでおります。

とら
とら

さてさて、春の気持ちいい風が吹いてきましたね〜!
私が1年でいちばん好きな季節です。海にいても山にいても、なんだか心が整う感じがします。

山梨のこの時期といえば、そう、「桃の花」
盆地一面がピンクに染まるこの風景は、毎年見ても感動します。

そんな中、今回は**桃の摘蕾(てきらい)**作業をしてきましたので、その様子とやり方をシェアします。

今回のゴール

桃の摘蕾とは。そのやり方の共有

春になると、桃の木にはたくさんのつぼみが付きます。
摘蕾とは、その中から必要なつぼみだけを残して、他を取り除く作業のこと。

目的は大きく2つあります。

  • 養分を集中させて、実を大きく甘く育てる
  • 木への負担を減らして、病気や隔年結果(年によって実の量が変わる現象)を防ぐ

つまり、摘蕾は「美味しい桃を育てるための最初のステップ」なんです。

愛犬のナナです
とら
とら

私の農園では日川白鳳という品種の桃を育てています。受粉作業などの手間がなく、比較的作業が簡単です。

1. 時期は?

3月中旬〜下旬頃が目安(地域によって少し差あり)
つぼみが膨らんで、咲く直前がベストタイミング!

2. 摘蕾の目的

  • 養分を集中させて甘く大きな桃に育てる
  • 木の健康を守る(病気・隔年結果の防止)
  • 後の摘果作業を楽にする

3. 摘むつぼみの選び方

  • 1つの花芽から2〜3つ花が咲く → 1つだけ残す
  • 基本は中央の花を優先して残す(実つきが良く安定)
  • 両端の2つを摘むのがセオリー

4. 間隔の目安

  • 短い枝(短果枝):1本につき1果が基本
  • 長い枝(長果枝):15〜20cm間隔で1果が目安

将来の果実の大きさや枝の強さを想像しながら、詰めすぎないように調整します。

5. 注意点

  • 一気にやらず、**2段階(粗摘み→本摘み)**でもOK
  • 弱い枝は実を付けずに全摘に
  • 雨の日は避けて、乾いた日に作業を(病気予防)

日川白鳳は結実しやすい品種なので、放っておくと実が付きすぎます。
結果、木が疲れてしまい、甘さも大きさも中途半端に…。

なので、早めの摘蕾がカギ
内向きの芽、重なりそうな芽、弱い芽はどんどん落としてスッキリさせていきましょう。

とら
とら

それでは農園に行って作業を始めましょう。と、その前に服装の確認です。

  • 服装はウインドブレーカーなど、蕾が絡みにくい生地がおすすめ
  • 日差しが強いので、帽子&サングラスはマスト
  • 道具は基本不要(手でポロっと落とせます)
  • 脚立や高所作業車を使う場合あり

✔ 枝の上部の蕾 → 桃は実らないので落とす
✔ 枝先の蕾 → 実が大きくなりにくいので落とす
✔ 枝の付け根の蕾 → 日当たりが悪く、傷つく恐れあり → 落とす

さらに、1つのつぼみから3つに分かれている場合は…

  • 下を向いているものを残す
  • 一番大きく育っているものを選んで残す
高所作業車に乗って作業中です
とら
とら

今のところは、おチビ達もお手伝いを喜んでやってくれています。

ちょっと目を離したら、間引きすぎている枝も(笑)

気持ちの良い天気のなか、見た目は地味だけど大事なこの「摘蕾」作業をしてきました。

少しずつ春が深まる中、家族と一緒に土に触れ、自然のサイクルに寄り添えるこの時間は何よりの贅沢。

摘蕾の次は摘果、そしていよいよ収穫へ…。これからも桃の成長とともに、その様子をお届けしていきますので、ぜひまた覗きにきてくださいね。

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