こんにちは、とらです。
今日は桃の話ではなく、我が家の話を書かせてください。 でも、繋がっています。
ナナは、山梨と茅ヶ崎を繋ぐ「ハブ」だ
我が家には、ナナという犬がいます。
茅ヶ崎に家がある。 山梨に、ばあちゃんちがある。桃の木が10本あって、夏だけ農家になる。
父が亡くなってから、この二拠点が始まりました。
山梨には、農園がある。土がある。祖母がいる。 茅ヶ崎には、日常がある。妻と娘たちとの暮らしがある。
この二つを繋いでいるものを一つ挙げるなら、ナナです。

車に乗れば当然のように助手席に陣取り、山梨の畑にも、茅ヶ崎の海岸にも、どちらにも馴染んでいる。 二拠点のどちらにも根を張っている。
我が家の「ベースメント(基盤)」と呼んでいます。
きっかけは、娘の「画伯具合」だった

小学4年生の娘が、ある日、ナナの絵を描いてきました。
正直に言います。 かなり独特でした。
形は、なんとなくナナ。 ただ、「どう見てもナナだ」とは言いにくい。
でも、ちゃんとナナに見える。 不思議な引力がある絵でした。
それを見た妻が、しれっと100均のプラ板を取り出してきました。
オーブンで焼くと縮んで硬くなる、あれです。
出来上がったものを見た瞬間、「あ、これ、いい」と思いました。 縮んだことで線が締まって、あの「画伯っぷり」が、なぜかキャラクターとしての強さに変わっていた。
プラ板の魔法なのか、娘の線の力なのか。 よくわからないけれど、たしかに魅力的なキーホルダーが、そこにあった。
「メルカリで売ってみよう」——娘のビジネス初挑戦
妻が言いました。
「これ、メルカリで売ってみたら?」
娘の目が、明らかに変わりました。
自分が作ったものが、誰かの手に届く。 娘はその瞬間をイメージしたんだと思います。
こうして、娘のはじめてのビジネス体験がスタートしました。
でも、現実はすぐにやってきた
少し冷静になって、工程を書き出しました。
プラ板を買う。娘に描いてもらう。焼く。穴を開ける。金具をつける。 写真を撮る。出品する。売れたら梱包する。発送する。
1個あたりにかかる時間を計算すると、採算が全く合わない。 娘のお小遣い稼ぎとしても、持続できない規模です。
違った。
この方法では続かない、とすぐにわかりました。 「手作り」には、やり切れる量の限界がある。
AI×OEM。仕組みで解決する
ここで、私の出番です。
まずクロード(AI)と壁打ちを重ねて、スキームを整理しました。
答えは、「海外OEMで製造する」こと。
娘のイラストをデータ化して、海外の製造業者に発注する。 少ロットから対応している業者は、今の時代、探せばある。
問題は、「手書きの画伯イラストを、製造仕様のデータにどう変換するか」でした。
ここで登場したのが、チャッピー(ChatGPT)。
娘の原画をチャッピーに読み込ませて、海外OEM業者がそのまま使える仕様の画像データに変換・生成しました。
画伯っぷりを殺さず、でも製品として成立するクオリティに仕上がった。 AIの使い方として、これが正直いちばん面白かった。
「娘が描く」→「チャッピーが整える」→「海外で作る」。 この流れが決まった瞬間、プロジェクトが一気に動き始めました。
今は、海の向こうから届くのを待っている
いきなり大量に発注するのは、まだ早い。
まずは少ロットでテスト発注をかけました。 「ナナに見えるか」「クオリティはどうか」「使える仕上がりか」。 それを確認してから、次のステップに進む。
現在、海外から届くのを待っています。
チャッピーが書き出したデータから、どんなナナが生まれてくるのか。 果たして、娘の画伯っぷりは、海を渡っても生きているのか。
後編では、実物が届いた瞬間をそのままお届けします。 お楽しみに。

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