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【ザ・ゴール2】TOC理論と思考プロセスを学ぶビジネス書レビュー【ゴールドラット】

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Books

こんにちは!とらです。

今回は、前回に引き続き、「ザ・ゴール」の続編、「ザ・ゴール2」です。イスラエルのエリヤフ・ゴールドラット著の作品。

茅ヶ崎と山梨を行き来しながら、副業と独立を模索しているサラリーマンです。

自分は論理的に考えているつもりなのに、なぜかチームに伝わらない

そういう違和感を、ずっと抱えていました。

ところが、『ザ・ゴール2』を読んで、その原因がわかった。問題は「伝え方」にあったのではなく、「思考の構造」にあったんです。

この記事では、ゴールドラット博士の名作ビジネス書『ザ・ゴール2』をもとに、TOC理論の思考プロセスを実体験を交えながら解説します。

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『ザ・ゴール2』(原題:It’s Not Luck)は、エリヤフ・ゴールドラット著のビジネス小説。前作から10年後の物語です。

主人公のアレックス・ロゴは、工場の業績改善に成功した後、副社長に昇進。今度は経営不振に陥った複数の事業部門を立て直す役割を担います。

前作が「工場のボトルネックをどう解消するか」という話だったのに対し、ザ・ゴール2は「マーケティング・経営の問題をどう構造的に解くか」にシフトしていきます。

そこで使われるのが、TOC理論から発展した「思考プロセス」です。

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TOC(Theory of Constraints)とは、全体のパフォーマンスを制限している「ボトルネック=制約条件」を特定し、そこに集中することで全体最適を目指す理論です。

基本の流れは5ステップ。

  1. 制約を特定する
  2. 制約を最大限活用する
  3. 他の工程を制約に従わせる
  4. 制約を改善・強化する
  5. 新たな制約を探す

大事なのは「全体を最適化しようとしない」こと。制約一点に絞る。そこが直感に反するんですが、実際に機能する。

ザ・ゴール2では、このTOCをさらに発展させた「思考プロセス」が登場します。

思考プロセスの核心は、「if then〜(もし〜ならば、〜である)」の論理で問題を構造化することです。

感情や思い込みを排し、「なぜこの問題が起きているのか」を可視化していく。こんがらがった糸が、少しずつほどけていく感覚でした。

具体的には5つのツールが登場します。

①現状の把握ツリー(Current Reality Tree)

今起きている問題を洗い出し、因果関係を図にする。最下部に残るのが「根本原因」です。

「症状」を見てあれこれ対処するのではなく、「なぜそうなっているか」を掘り下げる。マネジメントでいちばん飛ばしがちなステップです。

②未来のビジョンツリー(Future Reality Tree)

理想の状態を描き、そこに至るための必要条件を因果関係でつなぐ。「なりたい姿」を感覚ではなく論理で設計する。

③移行のプランニングツリー(Transition Tree)

現状から理想に至るための具体的なステップを順序立てる。「何をすればいいか」ではなく「何をどの順でやるか」が明確になります。

④前提条件ツリー(Prerequisite Tree)

目標達成に必要な前提条件を洗い出す。計画が崩れるとき、たいてい前提が抜けています。

⑤対立解消図(Evaporating Cloud)

相反する要求を調整し、両方を満たす解決策を見つける。「AかBか」と迫られているときこそ、共通の上位目標に立ち返る。

本書では、アレックスの子どもたちが抱える問題にもこの思考プロセスが使われています。経営だけでなく、家庭や人間関係にも機能する。そこが面白かった。

この本を読む前、私は「論理的に話しているのになぜか伝わらない」という状況に何度もぶつかっていました。

違った。伝え方の問題ではなかった。

問題を「正しく認識する前に」解決しようとしていた。それが原因でした。

現場でうまくいかないとき、誰かのせいにしても変わらない。「なぜそうなるか」の構造を問い直すこと。それがマネジメントの出発点だ、と今は思っています。

今から振り返れば、もっと早く読んでおけばよかった。問題を「対、人」で見ていた時期が長すぎた。「対、問題」として捉え直すだけで、会話の質が変わります。

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  1. 問題は常に“制約”の中にある
  2. 全体を見渡すことで局所最適を防げる
  3. 人と組織の思考を可視化すれば、チームは動き出す

これらは経営者だけでなく、個人の働き方やプロジェクト管理にも応用できる普遍的な原則です。

『ザ・ゴール2』は、問題解決の「思考の型」を学べる本です。

制約を特定して全体を動かすTOC理論に加え、思考プロセスという可視化の手法が加わることで、複雑な問題でも整理できるようになります。

経営者やマネジメント職の方はもちろん、「なぜか伝わらない」「議論がかみ合わない」と感じている人にこそ読んでほしい一冊です。

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読んでみて感じたこと(レビュー)

「自分は論理的に考えているつもりなのに、なぜか伝わらない」という違和感をずっと抱えていた。ザ・ゴール2(エリヤフ・ゴールドラット)は、その原因が「伝え方」ではなく「思考の構造」にあることを示した。問題を解決するより、問題を正しく認識する方が先だ。現場でうまくいかないとき、「誰かのせい」にしても解決しない。「なぜそうなるか」の構造を問い直すことが、マネジメントの基本だ。本から得た思考の枠組みが、現場の見え方を変えてくれることがある。


参考にした本

この記事の元になった考え方は、以下の本から来ています。

読み返すたびに、気づくことが変わる本です。

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